AnotherVision Countdown Calendar 2018

AnotherVisionメンバーによる"Countdown Calendar"を2018年もお届けします

謎解きを謎解く

こんにちはー。初めましての方は初めまして。アナビ3期のくらたです。

 

修士1年で、最近はアナビの活動にあまり関わってません。

過去に関わったコンテンツとしては、「すべ不可」「リサイコロボックス」「ニブンノイチマッチ」など。謎解きはあまり作れないので、それ以外の部分で頑張ってます。

初めてのアドベントカレンダーなので、テーマは王道「謎解きについて」にします。文章をこんな風に書くのも初めてなので、目次を作れたことを褒めてほしいです。*1

※注意※

以下に自分自身が思う「謎解きについて」を書き連ねていきます。

ただあくまで自分個人が思っていることですので正解だとは限りませんし、押し付けるつもりもありません。人それぞれの謎解き観が存在すると思っています。

もし暇でしたら、自分のツイッターアカウントの鍵を外しておくのでみなさんの謎解き観を教えていただければと思います。受け入れたり受け流したりします。

 

洞察問題(ひらめき問題)

 

謎作りが苦手な自分として、「謎解きってなんだろう」と考えることは多々ありました。いろいろ調べてみた結果、「洞察問題」というものに行き当たりました。

洞察問題・・・いわゆる「ひらめき問題」。最小限の知識で解けるが、解決に必要な知識へのアクセスの失敗が生じやすい最大限にシンプルな問題。*2

そして、洞察問題の代表として以下のような問題があります。

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9点問題

ご存知の方もいるかもしれません、「9点問題」と呼ばれる問題になります。

「最大限シンプル」であるにも関わらず、「失敗が生じやすい」。そして「問題の解決に必要な知識は最小限」それが洞察問題です。

謎解きも、答えを知れば「思いのほかシンプル」であるが、実際に取り組んでいたときにはどうしても「気づけない」。そして、「専門知識がなくても」解くことができる。

なんだか「洞察問題」と「謎解き」が近い気がしてきませんか?

(9点問題の答えは最後に付けときますね(忘れなければ))

 

ついでに「洞察問題を解決しやすい人の特徴」なんてものもあります。

  1. 問題に対して取り組みのアプローチが多彩
  2. 問題に取り組んだ上で、解決に向かっているかどうかの判断が上手
  3. 問題から情報をくみ取れる

この3点を心がければ謎解きが得意になれるかもしれません(保証はしかねます)
 

和同開珎

 

謎解き問題の中には「和同開珎」と呼ばれる漢字パズルがあります。

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和同開珎(かなりふざけてます)

4つの矢印に従って2字熟語が4つできるように、中心の四角に漢字を当てはめる。

そんな漢字パズルです。

 

個人的には和同開珎は謎解きではないと思っています。あくまで個人的にです。

理由としては上記の9点問題における「失敗が生じやすい」の部分が大きいです。

9点問題で生じる「失敗」は「正解」との次元が違います。文字通り1次元くらい違います。感覚的には「従来の自分では”全探索”*3しても解けない。生まれ変わらないと無理だ」ぐらいな感じです。

それに対して和同開珎で生じる「失敗」は所詮違う漢字を当てはめているだけであり、「正解」と次元は変わらないのです。感覚的に生まれ変わらなくても大丈夫。全ての感じを当てはめさえすれば答えが導けるのです。

そんな感じです。

和同開珎を否定しているわけではないです。ただ語彙力が無いので和同開珎は苦手です。*4


ペンシルパズル

 

ペンシルパズルとはその名の通り鉛筆1本で解ける*5パズルのこと。

具体的には、ナンバープレースナンバーリンクなどなど。様々なものがあります。

 

で、個人的にはペンシルパズルは謎解きではないと思います。あくまで個人的にです。

理由は和同開珎のときと同じく「失敗」と「成功」の次元が変わらないから。全マスに1から9を試せばナンバープレースは解けるのです。

 

ただそうとも限らないようです。考え方を変えてみましょう。

ペンシルパズルが解けた人は「着眼点が良かった」

ペンシルパズルを解けなかった人は「その大事な着眼点を見逃していた」

この2人には「気づいた/気づかなかった」といういわば0/1の差があるのです。

これは次元が違うとも言えるのではないでしょうか…*6(自分でもこんがらがってます)

 

ペンシルパズルを否定しているわけではないです。ペンシルパズル好きですよ自分

 

さいごに

 

こんなところまで読んでいただきありがとうございます。の気持ちでいっぱいです。

結局、自分の中では「謎解きとは洞察問題と同義である」のスタンスなのですが、「謎解きとは何であるのか」については人それぞれ。謎のままです。

まぁ楽しければいいんじゃないかな、の気持ちが大きいです。

 

すでに2,000文字を超えているらしく、こんなに文字を書いたのはひさびさだなぁの気持ちです。思ったより文章書くのって楽しい*7。また機会があったらアドベントカレンダーやりたいなと思います。

今年のアナビアドベントカレンダーはまだまだ続きます。ぜひ楽しんでいってくださいー!

 

以下、9点問題の答えです。

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9点問題(正解)

和同開珎の答えは「田」です。「十」って答えてくれてもいいよ

 

さいごのさいごに「目次ってどうやって作ってるんだろう」てことで勝手に参考にしたうみすけ(以下の記事)に勝手に感謝を述べておきます。

 

avcc2018.hatenablog.com

 

(表記がプロすぎて半分ぐらい表記法が分からなかったのは内緒です)

 

 

*1:脚注も使えたよ!褒めて!

*2:ゼミ室の本に書いてあった

*3:全て試すこと。(例文)和同開珎は常用漢字、全探索すればいける(いけない)

*4:某謎解き公演で小謎の和同開珎が解けずに20分浪費したのも良い思い出

*5:消しゴムも欲しい

*6:このようなことを言って、コアラの名を冠した青年は去っていった(同級生です)

*7:脚注でふざけるのも楽しい