AnotherVision Countdown Calendar 2018

AnotherVisionメンバーによる"Countdown Calendar"を2018年もお届けします

「小謎」ってなんや?

みなさんこんにちは、初めましての方は初めまして。

AnotherVision5期の猫背です。どうぞよろしくお願いします。

あまり文章を書くのが得意でないので、読みづらいものになってしまうかと思いますが、読んでいただけると幸いです。

 

まずは軽めに自己紹介でも

 

名前:猫背(実はそんなに猫背じゃない)

Twitter:@Hiromi_g3331

所属:早稲田大学文学部心理学コース2年

過去制作:カミテガミ、アスノミライ、ミステリーパーティー、Toys' Panic!!などなど。別団体*1でも制作を少しだけしています。

趣味:音楽を聴くこと、こう見えて私文バンドマンです、キラキラだよ。

特徴:前髪が長い。浮浪者っぽい。よく職質される。

 

さて、この記事は12/26分の記事です。まだ今日は12/26です。いいですね?

 

実は何を書こうか悩んで、大幅に遅刻してしまった*2猫背ですが、私からは「小謎」と呼ばれるものに関しての話をさせていただきたいと思います。

 「小謎」ってなんや…?と思った人もいるかもしれません。定義は人それぞれ違うとは思いますが、今回は「コンテンツの序盤に出てくる難易度低めの謎」*3の話をしていきます。大きく分けて

 

・小謎ってどんなの?

・小謎ってどうやって作ってるの?

 

の2部構成でお送りします。

 

・小謎ってどんなの?

上にも述べたとおり、コンテンツに出てくる軽めの謎を「小謎」とよんでいます。しかし難易度を見たら「軽い」ものではありますが、同時にコンテンツの導入としての役割を担っています。

そのため、コンテンツの「自己紹介」的な役目もあると私は考えています。答えとかがコンテンツに近しい内容になってたりするのはそれゆえのものでもあるかも。例えば、スパイとなって敵組織に潜入するコンテンツで最初に解いた問題の答えが「ラブコメ」とかだったら嫌ですよね?一気に臨場感薄れますよね?

多くの場合、プレイヤーが一番最初に触れる謎である小謎は、そこから続いていくコンテンツへの期待を落とさないようなものである必要があるのです。こうやって聞くととても重要な役割を担っているように思えますね。

 

・小謎ってどうやって作ってるの?

私が経験してきた多くの場合、そのコンテンツの制作メンバー全体に対して募集をかけ、個人個人が作った謎を共有して、またそれを全体で吟味、修正して世に出すものを決めています。

多くの場合、1つのコンテンツにつきチーム人数+1or2問くらいの小謎が用意されるわけですが、この際私が気をつけていることとして

・全体的な難易度のバランスはどうか(1人だけがいつまでも解けない!みたいな状況を防ぐため)

・ある特定のジャンル(パズル、計算、閃き系)などに偏ってしまっていないか

・コンテンツの雰囲気にあっているか

などがあります。

 

最終的にディレクターと呼ばれる人、もしくは小謎統括*4という役割の人がどの謎を採用するのかを決めるわけですが、コンテンツによってはここで10〜20の問題がボツになる、なんてことも全然あります。*5

 

 まとめ

全体的にまとまりのない記事になってしまいましたが、まとめです。

 

上に述べたのはあくまで私が制作をしてきた中で感じた、考えてきたことなので、もちろん全てのコンテンツに当てはまることではありませんし、「おれが考える小謎はこうだ!!」みたいな意見もあると思います。*6

 

コンテンツの中ではみなさんが見た瞬間に数秒で解いてしまうような小謎たち*7ですが、作ってる裏にはこんなことが考えられてるよ、の記事でした。拙い文章ですが最後まで読んでくださりありがとうございました…!

 

私の分の公開が遅れてしまったのでAVCC2018、12/27分のゆ大先生の記事はもうすでに上がってます!こっちもぜひ確認してくださいね!まだまだAVCCは続きます。

 

*1:NoT FouNDっていう高校同期の団体、algoっていう早稲田の謎解きサークル

*2:ごめんなさい、昨日ライブだったので忙しかったのもあります

*3:全然序盤以外にも出てくることもありますが、わかりやすくするためこういう表記をしています。

*4:私がこの記事を書いた理由の1つに、私がこの役につくことが多い、という理由もあります。

*5:カミテガミとかは実はめっちゃ多いです。ボツになった謎も決して面白くないわけではないので、いつかボツ謎お披露目会みたいなのもしたいな、と思ったり

*6:ぜひいろんな方の意見を聞きたいです…!

*7:解くのはやすぎです、びっくりする

12月27日 今日は何の日?

さて12月27日、今日は何の日のコーナーです。

 
 
 
知らないわけないですよね?
 
 
 
鏡音リン・レンのお誕生日ですよ!!!!!

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(撮影:ゆ)

 

しかも今年で11周年!!!!!!!!!!!めでたい!!!!!!!!!!!!
めでたすぎて涙出てきた!!!!!!
 
と言うわけで今日は鏡音リン・レンのことについてぼちぼち語っていこうと思います。
 
最初に僕が鏡音と出会ったのは2008年。姉に「人柱アリス」と言う曲を聞かされたときに鏡音リンレンをはじめとしたボーカロイド達と出会うわけです。
 
そりゃあもうすっごい衝撃ですよ。言い方アレですけど機械が歌うんですよ???音楽やコンピュータはここまで進歩したんだなぁと思いながら曲を聴いていたわけなんですが、それに伴ってこんな感情も抱くようになります。
 
「この鏡音レンっていうキャラ、かわいい」
 
(鏡音レンというのは14歳なのですが当時僕は14歳より下です。何ということでしょう)
 
このように、姉のせいでぼくは何か道を踏み外してしまったわけです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え?この流れ去年見たって?気のせい気のせい。
 
いや、あの言い訳させてください。本来なら手元にマジカルミライ(ボカロのライブ)の円盤が手元にあってそれのレポをするはずだったんです。
けどこれねぇ、26日現在手元にないんですわ……26日に届くってメール来てたのにねぇ……
 
仕方ないのでぼくの曲の宣伝をします。
ぼくは今までに二曲ニコニコで公開しています。
ZODIA
 
KYRIE
 
 
 
これらの曲はぼくの確固たる世界観のもとで作られてる曲です。言語も創作言語や話者が少ない言語だったりとかで基本的に皆さんの解釈に委ねるものにしています。ぜひいろんな解釈とか考察してぼくに教えてください。ニヤニヤします。
 
 
ボーカロイドっていいですよね。誰でも音楽を作り出して、歌を作って、それを発信していろんなことを表現できるようになったんですよ。
 
ぼくという人間は割とでしゃばりな感じの人間で自分を全面に押し出さないとやってられないというか、とにかく自己表現をしたい人間なんです。
ボーカロイドという存在に出会ってからもう11年近くになりますが、ボーカロイドで創作したいと出会った時から思っていてやっとそれが叶ったわけで、ね、なんというか、ね、とってもね、ね、創作意欲が刺激されて毎日鏡音とかOliver達と戯れながら楽しく過ごしているわけです。
 
前編
お  わ  り

ぼくは中二病だけど、君は?

この記事は  AnotherVision Countdown Calendar 2018 12/24の記事です。


 
こんにちは。はじめまして。たうです。
 
ほとんどの方がぼくのことを知らないと思うので自己紹介をさせてください。
 
名前たう
所属AnotherVision(5期)
制作ヒエラルキアトライアルジブンノキキサッチ(ディレクター*1)、『今夜はナゾトレ』シリーズ(放送、書籍5巻最終問題) など
担当謎制作(主に大謎や中謎/小謎も作る)、実装ストーリー構築テキスト
 
簡単にそれっぽいことを書いてみました。これで自己紹介は十分かな──と、ここでたうの灰色の脳細胞に電流が走る!
自分の名前と、これまでに作ったものと、そこでしていたこと。それらを書いたこの文章って、果たして「自分」を紹介できているの?
 
もしかしたらこれではぼくのことを紹介しきれていないんじゃないだろうか。ぼくのことを誰もわかってくれないんじゃないだろうか。
そしてそれは、ぼくがひとりぼっちであるということじゃないだろうか。
 
今日はクリスマスイブ。
人々がそれぞれのパートナーと友誼を深める日だ。だというのに、ぼくはひとりぼっち? あんまりじゃないか。
 

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 ひとりぼっちで記事を書くぼく
 
……でも、もしも皆にぼくのことを知ってもらうことができたなら。もしも皆がぼくのことをわかってくれたなら、ぼくはきっとひとりじゃない。
そう。今年のクリスマスイブ、皆のパートナーはこのぼくだよ────*2
 

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 皆に囲まれる幸せなぼく
 
 
よし。そうと決まればこの記事でぼくのことを皆に紹介していくしかない。
 
──────────────────────────────
 

たう」について、お話しします。

みんな 「たう」って、知ってるかな? 「たう」というのはね たとえば いっぷうかわったパズルを 実装すると 「気持ちがいい」とか あるいは 重厚な物語を 編み出すと 「気持ちがいい」 といったことを 「たう」というんだ。

 今 たうを しらない子は これから先 たうを しっていくようにしようね。今 たうをしっている 良い子は ほめようね!
 
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……自己紹介って意外と難しい。こんな文章でぼくのことをきちんと伝えられているんだろうか?
 
??「悩んでいるようだね!」
 
き、きみは!?
 
??「ぼくはたうの心の中にいるたうの友達。『うた』だよ!」
 
ネーミングセンスが安直すぎる。
 
うた「何か悩んでいるんでしょう? 相談にのってあげるよ!」
 
ならせっかくだし聞いてもらおうかな。
ぼくはぼくのことを皆にもっと伝えたい。でも伝え方がわからないんだ。どうすればいいのかな……。
 
うた「君がどういう人間かをわかりやすく伝えればいいんじゃないかな!」
 
どういう人間なのか、か。なるほど! でもそれってどうすれば伝わるんだろう?
 
うた「どういう考え方を持っているか、なんてどうかな! 人は考える葦だって言うし、考え方を伝えれば君がどういう葦なのかしっかりわかってもらえると思うよ!」
 
いやそれ比喩だから。ぼく葦じゃないからね。
 
というわけでぼくの制作精神を長々と*3書き連ねていきます。
 
それじゃあぼくが制作するものに準じて話してみましょう。
ならば、ということで最初は実装するときの考え方について話そうかなと思いついたんですが、よくよく考えたら実装について話すことなんて大してない*4んですよね。
じゃあ実装についてはべつに話さんでもええか? ええであり。
 
それなら謎について話す? でもこの記事読んでくれる人からすると今更かよって思われそうですよね。というか話せるほど経験豊富でもないです。
「あ、それ◯◯が同じこと言ってたよ。二番煎じ乙」だとか「にわかがなんか言ってるぜオイオイ」だなんてコメントがついたりツイッターで引用ツイートされたりなんかしたら、クリスマスイブをベッドで泣いて過ごすことになってしまいます。
じゃあ謎制作についてもべつに話さんでもええか? ええであり。
 
というわけで、制作におけるストーリー構築・テキストについて話します*5
 
自分でいうのもなんですが、ぼくはストーリー構築やテキストの作成に関しては一家言あります。……いや本当に自分でいうな。
まあ流石に一家言あるという表現は過言になるにせよ、少なくともこれらの経験に関してはAnotherVisionの中でも有数の歴と量*6を持っていると自負しています。
それに加えてこの界隈の中ではストーリーやらテキストやらに限定して焦点を当てる機会なんてただでさえ少ないわけで、こういう書きたいことを書ける機会がめぐってきて実は結構テンションが上がっています*7
 
ここまで来て未だに本題に入ってもいないことを鑑みれば察しがつく通り、書きたいことを全部書いていると本当にこの自己紹介が終わりません。
まあ、それを織り込み済みとしていただいた上でここで制作中考えていることや気をつけていること全部をつらつらと話してもいいんですが、それだと記事の途中で飽きてしまいます*8よね。
なので、この記事(つまりぼくの自己紹介)ではストーリー・テキストについての中でも書くことをさらにしぼって明確化するために、1つテーマを決めてみました。
 
そのテーマはズバリ、中二病
 
これから皆さんには、この『中二病』に関する3つの質問をします。
これからの話はこの3つの質問に沿って話していくので、記事をお読みの方は一旦ここで立ち止まっていただければと思います。
そしてぜひちょっとでも「あなたの回答」を考えてから、読み進んでください。
 
──────────────────────────────
問1:中二病ってどんなものですか?
 
問2:中二病のことをどう思いますか?
 
問3:あなたは中二病ですか?
──────────────────────────────
 
よろしいですか*9
それでは、問1から順に話していきましょうか。
 
 

問1:中二病ってどんなものですか?

 
ようやく話が始められますが、本題まではまだ少しあります。どうぞしばらくお付き合いください。
 
さて、『中二病』。この単語を知ってる人は今では少なくないような気がしています。
とはいえネットスラング*10ですから、もしかするとご存知でない方もいらっしゃるかもしれません。
 
中二病って、なんや……?」
 
そんな方もいることでしょう。それに対してggrksと一蹴するのもどうなのと思うので、ぼくの方でgoogle大先生にお尋ねしてきました。
するとこんな文章がでてきます(参照:デジタル大辞泉)。
 
──────────────────────────────
ちゅうに-びょう[ビヤウ]【中二病

思春期に特徴的な、過剰な自意識やそれに基づくふるまいを揶揄する俗語。具体的には、不自然に大人びた言動や、自分が特別な存在であるという根拠のない思い込み、またはコンプレックスなどを指す。名称は、その年代の子供が抱きがちな心理状態であることから、一過性の病気に見立てたもの。
──────────────────────────────
 
 
ネットスラングを辞書的なお堅い表現にしようとするとこうなるんですね。
わけわからんが過ぎる説明文なので、さしあたり要点らしき部分だけ持ってきてみます。
『過剰な自意識やそれに基づくふるまいを揶揄する俗語』。
ここだけみてみると、よくわからないのは「過剰な自意識」そして「それに基づくふるまい」の2つの箇所だけじゃないでしょうか?
それではこの2つについて少し詳しく触れてみましょう。
 
注:以降、たうの個人的な解釈を多分に含みます。特にこの記事で扱う『中二病』はたう個人の意味付けに拠るものとなります。ガバガバ論理を笑って受け入れられる方のみお読みください。
 
まず、過剰な自意識ってなんや……?
我らが国語辞典の金字塔、広辞苑先生の言うところでは、
 
か_じょう【過剰】 
必要な、または適当な数量や程度を超えていること。多すぎること。
 
じ_いしき【自意識】
 自分自身がどうであるか、どう思われているかについての意識。
 
とのこと。
それっぽくつなげてみると「自分自身がどうであるかの意識が適切な程度を超えているさま」のような感じですかね。
なるほど、こうなると少しは想像がつきます。
 
わかりやすく極端な例を出してみましょう。
中二病をこじらせると「実は俺は魔界皇子が死の淵に発動した大魔術で転生した存在で、ありとあらゆる闇黒魔術を操る闇と死の支配者(ダークネスロード)なんだ」などという、自分はこういう存在だという意識が実際の自分の程度を超えた状態におちいるわけです*11
 

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 闇と死の支配者
 
つまりわけわからんワード2つ目に並んでいた「それに基づくふるまい」とは、過剰な自意識が作り出した『設定』に従ってなされる行動ということになります。
前述の例だと、街中で暴漢を見かけたときにその暴漢に対して「それ以上はやめておけ。この†暗黒の魔界皇子(コキュートス・インペリアル)† アレクシス・ヴァン・レオンハルトの闇の力で葬られたいのか?」と包帯を巻いた右腕で片眼を隠しながら声をかけるような行動ですね*12
 

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 暗黒の魔界皇子
 
1つの具体例*13として中二病の極端な一例を挙げてみましたが、こちらが中二病の中でももっとも有名な形の中二病、いわゆる『邪気眼』系です。
世間一般では中二病というとこのようなものを想像しがち*14ですが、ここからは少し趣向を変えて、普段あまりそうとは認識されていない中二病について述べます。
認識されてない中二病って、なんや……? となった方、正解です。というのもこの中二病は普通に考えればそもそも中二病という枠に入れられることはないだろうからです。
 
それでもぼくはこれを中二病だと主張したい。
 
今日はこの、一風変わった中二病について皆さんにお伝えすべく記事を書かせてもらっています。
ようやく本題です。本当にお待たせいたしました*15
 
ぼくが話したいそれは、謎解きイベント制作における中二病
制作者が罹ってしまうそれの中でも、特にストーリー・テキスト担当のものについてです。
 
ストーリー・テキスト担当の罹る中二病
こう表現すると罹るという言葉や病という接尾辞の印象のせいで悪いイメージが付きそうですが、ぼくはそれをある種好ましいものとして考えています。
先程言ったとおり、ぼくの要約*16した中二病の意味とは「自分自身がどうであるかの意識が適切な程度を超えているさま」です。
これがどう好ましいことに繋がるのか。
まとめると1点に尽きます。
 
物語の中に「自分」を作り出すことができる。
 
つまり、中二病のストーリー・テキスト担当が作業をするとき、それは「イベントを作っている」のではなくその世界の中で「リアルに自分自身の行動を反映している」のです。
 
自分は今この世界の中にいる。こういうことが分かっている。ならば自分はどのように行動するとよいだろうか? そしてこの謎を仕掛けた人物はなぜこのような行動をしたのだろうか? こういう理由があるとすると、その人物がするであろう次の行動は──。
 
このように、「世界の中にいる自分」に違和感なく没入する、してしまう人間。
自分の価値観すらも捨て去ることを躊躇わず、どんな対象にも成ってしまう。そんなものは、もはや神の視点といっても過言ではない*17
これこそがぼくの思う中二病であり、ストーリー・テキスト担当の罹ってしまう中二病なのです。
 
「ぼくの回答」1
 神に至る病。
 
 
問2:中二病のことをどう思いますか?
 
ストーリー・テキストマンの罹る、神に至る病──中二病
神云々はさておき、ストーリー・テキストの制作に携わる者にとってこの病は、実は『よい』コンテンツを作る有用なファクターとなります。
 
というのも、先の項で触れた通りこの病の罹患者は作品中の人物として振る舞えるからです。
そしてそういった振る舞いは、ストーリーの制作者にある利点を与えるのです。
 
物語性。
 
ことこの分野において、中二病はクリエイターにとってこの上ない武器になります。
 
物語性についてうみすけ先生の記事(https://avcc2018.hatenablog.com/entry/2018/12/05/235152)の表現を一部お借りすると、物語性は”with a story”と”storytelling”の2つを内包したものです。
これは実際ぼくもそのように思っていて*18、またこれら双方を作り出すのがクリエイターの目標になるわけです。
クリエイターというと主語が大きすぎるので言い直しますが、少なくとも僕にとっては目標になります。
 
そして無理やりこの2つにコンテンツの要素を振り分けるのならば、テキストが作り出すのが”with a story”の要素、ストーリーが作り出すのが”storytelling”の要素だとぼくは思います。
ここからはこの2つについて掘り下げてみます。
 
テキストと”with a story”
 
まずはテキストについてお話ししましょう。
物語性の一部である“with a story”。別の言い方をすると『ドラマ性』と言えるかもしれないそれは、テキスト担当の腕の揮いどころです。
 
なぜドラマ性をテキストマンが左右するのか。
それは、テキストはプレイヤーが受け取る絶対の信頼情報であり、物語の第一印象であるからです。
ストーリーの中で明確にことばとして問題や障碍、そして現状や解決策を提示するテキスト。プレイヤーはこれを見てストーリーの流れを追っていくわけです。
 
つまり、プレイヤーが見るストーリーの印象の大部分はテキストによって形作られる。
ゆえにテキストこそはプレイヤーの感じるドラマ性に大きく関わります。
 
極論を言いますが、拙いテキストの伝える最高のストーリーは、最高のテキストの伝える未完のストーリーに劣ってしまうのです。
 
少し話が逸れてしまいますが、分かりやすくするために実際に例を出してみましょう。
異なるストーリーでは比較することが難しいので、今回は同じストーリーでもテキスト1つで印象が大きく変わるということを見てみたいと思います。
 
ここでは昨日まで #アナビフェス で再演されていたヒエラルキアトライアルという謎解き公演の告知に用いられたSTORY文*19を、実際のものとそうでないもので2つ並べてみます。
 
・実際には使われていないテキスト
 
───────────────
あなたはこれから〈選別試験〉を受けることになった。
〈選別試験〉は難しい試験だ。これはかつて超高性能なAIの作った試験で、人間たちを階級ごとに分けていくことで管理社会を作り出すものだ。40分経って試験が終わるとき、もしも成績が悪ければ奴隷になってしまう!
 
あなたは謎多き試験を突破することができるだろうか?
───────────────
 
・実際に使われたテキスト
 
───────────────
20XX 年、一台の AI の登場で世界は一変した。 
〈選別試験〉を用いて人間を三つの階級に分類する。その制度は、特権階級と労働者階級の間に絶対の格差を生んだが、その分『効率的』で『生産的』な管理社会が成立したのだ。 

──時は経ち、2X17 年。あなたの運命を決める〈選別試験〉の、開始のチャイムが鳴る。 試験終了まで、あと 40 分。

この試験の全ての謎を解き明かし、未来を切り拓け!
───────────────
 
どうでしょうか。
実際に使われているテキストの方が、情報の順番や出し方によってストーリーがわかりやすく、またより臨場感をもって伝わってきませんか?
 
この実際に使われたSTORY文では序次法というレトリックが使われています。
この序次法とやら、名前こそ大仰ですが中身は大したことはなく、ただ「順番を崩さないように書く」というものです。
 
たとえばテキストの対象。STORY文では、
 
世界全体のこと(AIの登場)
  ↓
〈選別試験〉のこと(管理社会の成立)
  ↓
試験に臨む「あなた」のこと
 
とプレイヤーに遠い順番で書かれています。
 
あるいは年代。これも、
 
20XX年(AIの登場)
  ↓
間の期間(管理社会の成立)
  ↓
2X17年(「あなた」の〈選別試験〉)
 
と時系列順に並んでいますね。
 
一方で使われていないテキストではこれらの順番が守られていません。対象も年代もあっちへこっちへと前後しています。
いきなりなんの話なんだ、という感覚も拭えないまま次々と情報が並べ立てられている状態ですね。
ストーリーの中に入るどころか、造られた設定を聞かされているだけという印象を感じる人もいるかもしれません。
 
そう。
たかがテキスト、されどテキストなのです。
謎がどれだけ良いものだったとしても、持ち得たドラマ性をテキスト1つで簡単に損なってしまいうることが上の例で分かっていただけると思います。
さらに言えば上述のテキストは告知文。これだけ印象を変える力を持っているというのに、コンテンツ外のものです。
作品内部でのテキストがプレイヤーの感じるドラマ性に対してより大きな影響を持つことは言うべくもないでしょう。
 
ここで再び本題に戻ってきます。
ドラマ性と密接に関連するテキスト、それを書く上で中二病は武器になるという話です。
 
なぜか。
先にも述べた通り中二病に罹ったテキスト制作者は作品中の人物としての視点を有しています。
 
「この文章を書いた人物はどのような考えで何を伝えようとして書いたか」
 
「この文章を読む人物はどのような受け取り方をするか」
 
つまりこの2点を常に意識できるということです。
これは本当に大きなメリットで、特に後者はプレイヤーと同じ目線になった上でテキストの推敲を重ねることができるというクリエイター垂涎もののスキルです。
 
作品世界の中の視点から物語を見ることは、簡単にできるように見えて実はかなり難しいことです。
これを苦でなく自然に行える中二病は、テキスト制作という観点ではもはや「才能」と言い表すことができるでしょう。
 
ストーリーと”storytelling”
 
それでは今度はストーリー制作について話しましょう。作品のストーリー制作は物語性の”storytelling”の部分を司ります。
先の”with a story”をドラマ性と言い換えるなら、こちらはリアリティと表現するのがよいでしょうか。
 
さて、皆さんはどんな時にリアリティを感じ、あるいは感じないでしょう?
一人ひとり異なる答えが返ってくることと思いますが、ここではこう考えてみます。
 
リアリティとは、受け取り手の想像の産物である。
 
どういうことか。
受け取り手とは謎解きだとプレイヤーにあたります。
そして謎解きにおけるストーリーのリアリティは、プレイヤーがストーリーから受ける印象を膨らませたものと、ストーリーの展開に整合性があるときに生まれるものだとぼくは思っています。
そしてこのリアリティをプレイヤーが味わうために必要な要素は2つ。
 
1つはプレイヤーの持った印象から乖離しないストーリーであること。
 
この点については先ほどテキストについて話したこととほとんど同じですね。ここでも中二病は大いに関わってきます。
中二病制作者は単に一本造られただけのストーリーでは満足できません。実際にそのストーリーの登場人物になって自然な行動が取れているかどうかを考えられるのですから、流れに乗った展開を作り出すことに関しては一流です。
 
そしてもう1つは、プレイヤーをストーリーの中に没入させて「どういうストーリーが続いて行くのか」と考えさせること。
──つまり、プレイヤーすらも中二病に感染させてしまうことです。
 
……疾病も来るところまで来たという感じです。
自身に影響を与えるだけでは飽き足らず、他の人々へと症状を拡散させるように患者自身が動くこの疾病は、感染症としては強力な部類に入るのかもしれません。
 
これは、受け取り手が物語を作品外から醒めた目で見ていては作品がどれだけ練りこまれていても立て板に水のようになってしまうからなのですが、中二病の制作したストーリーを十全に味わってもらうためには受け取り手もまた中二病でなければならないというこの構図が中二病の感染拡大にどれだけ大きく寄与しているかが窺い知れます。
 
そして受け取り手を中二病に感染させてしまう一番の要因はもちろん、中二病であるストーリー制作者の尽力です。
プレイヤーが「のめり込んで」くれるように、分かりやすくかつ魅力的な導入部や不穏さを匂わせる緊張感全開の展開、さらに大きな意外性を組み込んでなお全員の納得できる大団円に続いていく結びを全力で構築することこそ、中二病を患っている制作者の最も楽しい仕事というものでしょう。
 
思わず入り込んでしまうような、入り込みたくなるようなストーリーを作ることが、ストーリー制作に携わる者としての大きな目標なのです。
 
いわゆる「説得力のある」物語を作り出しているのは、語り部たる中二病患者の仕事意識に裏打ちされた、毒性の強い感染力だと言えるわけですね。
 
「ぼくの回答」2
 悪質な流行病。
 
 
問3:あなたは中二病ですか?
 
これまでにぼくの関わったことのあるコンテンツについて少し触れさせてください。ネタバレはなしの、ちょっとした*20制作裏話みたいな感じです。
隙がなくても自分語りをする項になるので、鬱陶しいという方は最後まで飛ばしていただいても構いません。
 
いくつか制作に関わったものはあるんですが、その中でもストーリー・テキストの制作に大きく関わったのは昨年度の駒場祭公演ヒエラルキアトライアルと、知る人ぞ知る問題作ジブンノキキサッチの2つです。
そしてこのどちらもがありがたいことにストーリーに評価をいただいております。
 
ストーリー・テキストの制作にあたって、この2つでは終始自分に問うていたように思います。
1つの単語が、1つの文章が、1つの章立てがどのようにプレイヤーの心に影響を与えるか。
どのようにそれらを組み合わせたら最高の体験を味わってもらえるか。
 
当然これらのコンテンツの制作チームはぼく1人ではなく異なる考えを持った人々もいたわけで、時には盛大に衝突をしながら*21、意見を出し合って作っていました。
その結果としてお客様からいただいた「世界観が好き!」というコメントはぼくにとっては本当に嬉しいもので、今はみなさんにそう思ってもらえるよう作っている側面はかなり大きいかもしれません。
 
ストーリー構築にテキスト制作。
普段注目されることの少ないこの分野について中二病というテーマでこれまでつらつらと論を述べ、やたら中二病というものを大仰に語ってきましたが、もしかすると中二病というのは意外に単純なものなのかもしれません。
 
物語がとても好き! 他の人にもそれをわかってもらえると嬉しい! だったらそれを伝えられるようにいっちょやったろうか!
 
中二病っていうのは、案外そんなものなのかもしれませんね。
そしてストーリー・テキストマンという希少種も案外、そんなわかりやすい人種なのかもしれません。
 
皆さんはどう思うでしょうか?
 
「ぼくの回答」3
 ぼくは中二病だけど、君は?
 
 
 
明日の担当はAnotherVisionが誇るヒットメーカー、epoch makerです。

*1:5人ディレクター体制でした。言葉にすると我ながら耳を疑いました。なんで成り立ったんだろう。

*2:ごめんなさい。

*3:たうは長文ラインの名手として知られています。つまり短文にまとめるのが不得手ということです。本当に長文になるので飛ばし飛ばし読んでください。

*4:(軽視しているわけでは)ないです。これに関してはどちらかというと皆さんの実装精神を聞きたい立場です。

*5:消去法のような書き方をしていますが言葉の綾というやつです。蔑ろにしているわけでは断じてありません。

*6:歴は10年、文字数は300万字超くらい(文庫本30冊相当)? こう書くと多いように見えますがこの記事がおおよそ1万字なのでさほど驚くほどではないです。

*7:実はでもなんでもなく見ればわかるんだよなあ。

*8:読むの飽きた、などと記事を敬遠されては困るのです。なぜなら皆さんはぼくのクリスマスイブのパートナーなので。

*9:えるしっているか このきじをよむひとのほとんどは しつもんをまともにかんがえない

先にこの脚注を見てくれた君だけでも考えてから読み進めてくれると嬉しい。

*10:もともとは伊集院光さんのラジオ番組での造語で、のちにネットスラングとして定着したようです。厳密には違うのかもしれませんが、面倒なので以降はネットスラングとして統一します。

*11:念のためですが、過去のぼくの姿ではありませんよ?

*12:繰り返しですが、過去のぼくの姿ではありません。また「インペリアルは帝王やぞ」などと突っ込んでもいけません。

*13:何度でも言いますが、断じてぼくではありません。

*14:詳しい人だとDQN系、サブカル系、哲学系とかもあるやろ! ってなるかもしれませんが、流してください。

*15:

読者、起きてなくない? wow wow
読者、起きてなくない? wow wow

*16:要約という単語が相応しいのかはさておき。

*17:過言です。

*18:以降の文章はぼくの私見に基づくものであり、うみすけ先生がこの記事と全く同じ意見を持っていると主張するものではありません。

*19:昨年ぼくが書いたものです。ひさびさに見てみると改善点がいくつかあったりして(終盤にタメを意識するあまり読点が多すぎて流れに乗りづらい、とか)自分が1年で少し成長したことを感じています。

*20:ここまでの長文のせいで信じてもらえないでしょうが、本当に短くします。……締切も近いですし。

*21:特にヒエラルキアトライアルでは、ディレクターであるリセや(地図が読めなかったり、明朝体をみょうちょうたいだと思ってたりする)後の超有能敏腕マネージャーのしんくんらとはよく激論を交わしたものですね。

ものがたりのおはなしをしたいのでする

みなさまこんにちは、なつ(@natsu171)です。

ゆうてあまり有名じゃない方の人間なので、めちゃ簡単に自己紹介を形式上済ませようと思います。

 

自己紹介

・名前:なつ

・期:アナビ的には4期、謎制作&学年的には2期 ややこしや

・アナビでやってたこと:

メインの立ち位置は、デザインを無理やり締め切りというゴールポストに押し込む人。コラボ系コンテンツは片っ端から関わってた。

・部活:

うさぎ部、読書部、ネタバレラインはいっぱい作った。

・好きなもの:

お絵かきとかミステリーとか。

・主な特徴:

ネガティブな過激派。めざせ武闘派。エンタメ・物語至上主義。根が社畜性質。物語体験作りたい系人間。

 

前置きのようなものだよ

そうです、私は物語体験大大大好き系人間です。

 

物語体験、よく謎解き界隈では議論の的になるワードです。

謎を解いたからって、主人公になれたような気持ちになんてなる???ってな話もあります。もっともだと思います。

そもそも物語体験ってなに?紙の上のものをどうやって体験するの?

そもそも物語ってなんやろう????

 

っていう需要がぜんっぜんなさそうな話を、

私の大好きなおっもしろい物語たちを絡めてお話ししようと思います。

 

と言うわけで以下、語りと見せかけた作品オススメ!!記事!!!でもあるんですよね。

 

考察と見せかけたおすすめ作品のススメたち

ニューダンガンロンパV3

超高校級の才能をもった高校生たちがコロシアイを繰り広げるミステリーゲームのシリーズ3作目!


PS4/PS Vita ニューダンガンロンパV3 ローンチトレーラー

ダンガンロンパはタイトル毎にテーマが変わるのですが、

本作のテーマは『嘘』

何もかもが、「あっ!嘘じゃん!!!」ってなるので、本当にびっくりします。

そんな本作の裏テーマ(だと私が勝手に解釈した)は、

「物語という存在自体はフィクション=嘘だけれど、現実世界に影響を与える以上、その存在は本物なんだ!」というコト。

このテーマがコロシアイスプラッタ悪趣味系ゲームから語られるの本当に面白いと思います。

 

紡ロジック

SEECの脱出アドベンチャーノベルゲームの第5弾。


紡ロジック【脱出アドベンチャーノベル】|PV

先日リリースされたばかりなのに、社会人パワーに任せて圧倒的スピードでクリアしてしまいました。

さて、本作は大学生の主人公・瀧紡が愉快な仲間たち(?)と共に、

日常に潜むちょっとした謎を解き明かして行く(非?)日常系ミステリーです。

 

……ということに、少なくともPV上ではなっていますね。そうですね。

 

本作はタイトルや各種デザインからもわかるように、「主人公・瀧紡が物語を紡ぐことと出会う話」です。

紡ロジックをプレイしたの私の感想は究極的には1つ、

えっ、物語怖いんやけど……。」

 

物語には、善にも悪にも、どこにでも人を導いてしまう力がある、ということが作中でn回語られるワケです。

もはや魔力です。魔に魅入られちゃった結果、色んなことをやっちゃう人たちがいっぱい出てくる、そんな(非?)日常系ミステリー。

 

それ本当に日常系なのか?????と思った人は、基本プレイ無料ですのでどうぞ。神ゲーです。

 
アクタージュ

週刊少年ジャンプで連載中の漫画です、めっっっっっっっっっちゃ面白いです。

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さて、このアクタージュですが天才女優である主人公・夜凪景と映画監督・黒山墨字の出会いから物語が始まります。

一言で言えば、役者や監督といった物語の周辺にいる人々の話です。

 

主人公の夜凪景は、自分の過去の体験から感情を思い出すことで演技をするという「メソッド演技法」を独自に身につけています。

1巻に景が夜通し映画を見ることで、次の日には『人柄』を切り替える、という場面があります。

正直、このシーンを読んだ人間の殆どがこう思うでしょう。

「なんやこの主人公、怖い。」

 

ただ思うのですが、この行為、程度は違えども誰もがやっている行為なのではないでしょうか。

コメディ映画を見て明るい気持ちになる、人がめっちゃ死ぬ映画でしんどくなる。

 

景のそれはあまりにも程度が常軌を逸しているだけで、

物語というフィクションが自分の精神という現実の事象に影響を及ぼすのはよくある話だと思います。

 

まとめのようなものですが物をまとめるのが下手

物語を読むぞ!という行為は、

自分の心を物語という仮想の実験空間に入れることで、色んなシチュエーション、状況、時代、場所に自分を置いてみたら、どんな自分の感情・行動を弾き出すのかをシミュレーションする行為なのではないでしょうか。

 

でなければ、日常生活でやべーサイコパスどもの心境をびっっみょー1mmくらいだけど理解してみたり*1、大昔の英雄の最期に「やばい泣く無理死ぬ無理無理無理しんどい辛い(語彙力ゼロ)」*2とか言い出すことはまぁないと思います。

 

物語体験は、このシミュレーションに自分の行為が伴う体験のことなんじゃないかなと思います。

感情があって、行動があって、果たしてこれはもはやフィクションなんでしょうか。

個人的には、体が安全な範囲に収まっている限りであればエンタメだと思うんですけどね。

 

暴力的な話は人に悪影響を及ぼす!!!みたいな議論が一部にあるように、

こんなイベントは人に悪影響を及ぼすじゃないか!!と騒がれ始めれば、その時が世間に物語体験が浸透した時なんでしょう。

そんな日があったら、個人的には楽しい世界だと思います。

 

何が言いたいかというと、

みんな物語体験を作ってくれ&ダンガンロンパを買って紡ロジックをダウンロードしてアクタージュを読んでくれ以上です。

こんな記事にお付き合いいただきましてありがとうございました

 

最後につまらないので、ペンタブもマウスも使わずに描いた

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うさぎを載せます。

 

うさぎ

*1:誰ソ彼ホテルは良いぞ僕らのサイコパスヒーロー塚原音子をよろしくお願いします

*2:Fate各シリーズに泣かされまくる人間

都々逸ノススメ

 この記事はAnotherVision Countdown Calendar2018の一環の記事となっております。

adventar.org

 

みなさんおはようございます。AnotherVision3期のロマと申します。

初めましての方は昨年のアドベントカレンダーの記事をよろしくお願いします。

http://avcc.hatenablog.com/entry/2017/12/15/000006

 

さて、世間では本日(12/22)より「アナビフェス」なるものが開催されるそうですねました。*1

実は僕もスタッフとして参加していますので、よろしければ探してみてください。

AnotherVision創立以来の超大型イベントです! 楽しんでいきましょう!

 

それはさておき、直前のしゅんさんの記事はもう読みましたか?

まだ読んでいない? それはもったいない! 早く読みに行きましょう!

https://avcc2018.hatenablog.com/entry/2018/12/22/174956

 

…読みましたか? 物凄い““““圧””””を感じる素晴らしい記事でしたね。

かく言う僕もヒプノシスマイクはハマっているコンテンツの一つで*2、あんな風に韻を踏んだリリックをうたってみたいものです――

 

 マイク片手で ライム奏でて

  ライフ輝け ヒプノシス

 

「詠う」違いでしたね。それでは本題に入りましょう。

本日の記事のタイトルは『都々逸ノススメ』です!

 

 

都々逸ってなに?

都々逸(どどいつ)とは、俳句や短歌と同じ定型詩の一種で、「七・七・七・五」の音節からなります。江戸時代の末期から庶民の間で広まった娯楽です。

 

散切り頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花』 

 

なんかは有名なので聞いたことある人も多いはず。笑点とかでも時々やっていますね。

リズムが独特で少し現代的な「面白味」があるのが特徴です。

素直な気持ちを詠み込んだり、綺麗な風景を見たままに表現してみたり、楽しみ方は人それぞれです。僕は言葉遊びの一種として都々逸を楽しんでします!

 

 詠うリズムは 七七七五

  弾む感じが 癖になる

 

 

都々逸の面白さ

都々逸は限られた音の中で「面白味」を作り上げなければならないのですが、そこの試行錯誤が面白いんですよね。

韻を踏ませたり、掛詞を駆使したり、「面白味」の幅がいっぱいあって何を使おうか頭を使うのは、謎解きを作ったり解いたりするのと似ていて楽しいです。

偉大な先人*3は都々逸を作るときに考えていることは「連想」と「ダジャレ」だとおっしゃっていました。出したアイディアに掛詞がぴったりはまったときは本当に気持ちいいです。

 

それでは、今までに僕が作った都々逸をいくつか紹介させてください!

 

 週休三日で 蹴球見っか

  コロンと寝転び Beer飲む

今年のW杯の日本対コロンビア戦を見ながら作った都々逸。週休三日欲しい(切実)。

 

 いうちには 苦労しろ」と

  の他人に れられた

よく分からない人に説教をもらったことをネタにした都々逸。人生は十人十色。

 

 足止め中は ペースが乱れ

  「今日は延期」に 賛成だ

化学実験が上手くいってないときの都々逸。Acid/Base 酸性/塩基 を掛けてみました。

 

 ハロウィン仮装 披露ウィンク

  ヒロインなるも 疲労win

ハロウィンって疲れるよねって都々逸。これがホントの『拾う韻』。

 

……なんか暗い都々逸が多い気がしますね。では明るい都々逸を詠んでみましょうか。

そういえば今日は「冬至」ですね。それでは冬至をテーマにいたしまして――

 

 夜に身を投じ 切に感ずは

  冬の至りと 明くる年

最近の夜はめっきり寒くなりまして、冬至も過ぎればすぐに年明けがやってきてしまうんですよね。

……「明るい」都々逸のはずが「暗い(物理)」都々逸になってしまいましたが、冬至なのでしょうがありませんね。

 

 

都々逸を詠んでみよう!

最近僕は日常で「これはいいな!」って思ったときに都々逸を詠んでます。

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例えばこれは、姫路城を観光したときの写真です。白い城壁が青い秋空に映えて美しかったので思わず都々逸を詠んでしまいました。

 

 天高くまで 肥ゆる白鷺

  秘めし心と 秋の空

「天高く馬肥ゆる秋」と「乙女心と秋の空」をベースに白鷺城と姫路を掛けてみました。

まあこれはしばらく考えて作った都々逸なんですけど、綺麗な都々逸ができると嬉しくなります。

 

都々逸は川柳ほど短くもなく、俳句や短歌のように季語を入れる必要もありません。

誰もが気軽に楽しめる創作活動として優秀ですので、みなさんぜひぜひ都々逸を詠んでみてください!

 

 軽い想いで 詠んだ都々逸

  皆にひロマりゃ 尊いっす

 

 

……都々逸謎ってのも作ったことあります。今は季節外れですけどよろしければ解いてみてください! ロマでした!

 

https://twitter.com/romajacks3/status/1015537198077116416

 

*1:本当は12/22 0時記事投稿予定でした…

*2:これを執筆している時点で『シナリオライアー』を聴いています

*3:バーチャル「アナログ」YouTuberのキランユウさん。僕が都々逸を作り始めた元凶きっかけ。みんな検索して動画を見てね!

【ヒプノシスマイク】演者の力、言葉の力、都合の力【レヴュースタァライト】

この記事はAnotherVision Countdown Calendar2018の一環の記事となっております。

adventar.org

 

こんにちは、しゅんと申します。

大学院入学間近という老害クラスの年齢でAnotherVisionに入会し、これまでなんやかんやと活動してきましたが、早いもので来年4月から社会人(予定)と、名実ともにすっかり老害になりました。

昨年はこんな記事を書いておりました。

avcc.hatenablog.com

 

さて、みなさん、アナビフェス楽しみですね!楽しんでますか?(21日分の記事だったのですが遅刻してしまいました。申し訳ありません……)色んなコンテンツが一堂に集まっていて、たくさんの種類の楽しさを味わえるのではないかと思います。

 

突然ですが、あなたはどんな種類のコンテンツが好きですか?

この質問が飛んできたとき、「映画です!」みたいな媒体名で言う人もいれば、「SFです!」みたいなジャンルをくくって言う人もいるでしょう。

僕はこの質問がすごく苦手です。なぜなら、その媒体やジャンルが好きなわけじゃないから。確かに媒体やジャンルは多くの人の共通認識がある分類法なので、言いやすいし、相手にも伝わりやすいでしょう。でも、同じジャンルでも全く興味がもてなかったり、別に好きな映画があるからと言って「映画というもの」が好きなわけではなかったりすることってあるじゃないですか。僕はあります。「ご趣味は?」に一語で答えられる奴の気がしれない

なのでその分、とっ散らかった趣味の中から一見関係ない2つを比較して、共通点を見つけようとしている、なんてことが僕にはよくあります。

今回はその中でも特に良く符合した、奇しくも最近人気を博しており、僕もはまっている2つのコンテンツについてお話ししようと思います。

 

 

レヴュースタァライトヒプノシスマイクは面白いぞ。

revuestarlight.com

少女☆歌劇 レヴュースタァライトとは、ミュージカルとアニメ(とゲームアプリ)が相互にリンクして展開する何かです。舞台もアニメも同じ役者が演じており、歌とダンス・殺陣を通して魅せる”キラめき”によって舞台装置が勝手に動き出す『レヴュー』を通じて争い、成長する舞台少女たちの物語です。

 

hypnosismic.com

ヒプノシスマイクとは、12人の男性声優による楽曲やボイスドラマ、ライブなどで展開される何かです。武力が根絶された世界で、人の精神に干渉する『ヒプノシスマイク』を使ったラップバトルで男たちが争う物語が繰り広げられます。

 

 

 

 

同じじゃん。

僕の好きの本質はここにある。

 

 

 

 

……ちょっとこれだけでは何が同じなのか分からないという方も多いと思います。何かと言っているくらいですから媒体も不定形、ジャンルはかたや歌劇かたやラップ。歌もの?というジャンル分けはできるかもしれませんが、僕は歌ものは好きではありません。では具体的に何が同じなのか、3つの観点から話していこうと思います。

 

1.演者の力

両作品に共通するポイントとして、演者がキャラクターと深くリンクしている、ということがあげられます。

レヴュースタァライトは舞台少女の物語なのですが、舞台が公演されることから分かる通り、演じているのは舞台で活躍する女優さんです。舞台をやっている人たちが舞台を志す役をするということは、それだけで説得力というか、シンクロ力が違います。役者自身の生い立ちがキャラクターの背景に重なるなど、現実世界の事象が作品世界にしみ出して表現されたり、その逆が起きたりするのもみどころです。ミュージカルやライブなど演者が直接出てくる媒体をはっきりと主軸に据えているということは、必然的に絵に描かれたキャラクターだけではなく、演者そのものもコンテンツであるということです。キャラクターを推すということは、その演者を推すことと表裏一体なのです。

ヒプノシスマイクは声優によるラッププロジェクトなのですが、2.5次元性が強く打ち出されているのが作品の端々に見られます。初の楽曲「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」におけるトップバッターである山田一郎の歌詞「二次元でも三次元でも俺は俺だから」には、ラップを生業とする作品世界の男・山田一郎の心情と、ラップをこよなく愛する声優・木村昴さんの気持ちのリンクが起きています。またPVを見ていただくとわかるのですが、キャラクターと同じくらいラップをする声優にフォーカスした作りになっているのが印象的です。ボイスドラマ内では時折挟まれる中の人ネタや、声優だからこそできる演技の幅が、更なる面白さを与えてくれます。

このように、キャラクターと演者が相互に干渉しあうことで、架空世界を現実世界と錯覚させ、どこか他人事ではない印象を与え、作品世界に没入するきっかけを与えているのかもしれません。ものすごく身近な例で言えば「知り合いの松丸くんが出てるからあの番組見よ」という現象と同じと言えます。完全に架空世界(知らない世界)で完結するものよりも、現実(知っている世界)にしみ出したものを応援したくなるものなのかもしれません。あるいは僕がエンターテインメントの世界を志しているので、本当にただ演者が他人事ではないというだけかも。

僕がただ単純にメタとか作り手視点が好きというのはありますね。映画とかでもストーリーより制作秘話が気になったりするし。

 

2.言葉の力

レヴュースタァライトは歌いながら武器を振るい戦います。その時の感情が発露した即興という設定(?)でミュージカルが繰り広げられます。歌詞の文脈的な内容はもちろんのこと、歌い方や言葉の選び方なども舞台少女によってさまざまで、それらの要素に呼応するように舞台装置が動いていきます。それに加えてキャラそれぞれに名乗りというのが存在し、都々逸のようなリズムを刻み時折韻も踏みながら、自分の想いを語るところは技巧的かつかっこいい。

ヒプノシスマイクでは、もちろんラップがうまいやつが強いという設定なのですが、マイクを通した言葉が人の精神に干渉するという性質から、ラップの技量が攻撃力、自らの精神力が防御力のような役割を果たしています(という解釈を僕はしています)。ラップバトルに勝つためにはただ思いの力がどうこうみたいな熱血力技精神論ではなくて、ちゃんとテクニックを要するのです。

両作品に共通して言えるのは、この辺の技巧を現実世界で考えているのはバックにいるクリエイターですが、作品世界的にはまぎれもなくキャラクター自身が考えているということです。つまりこの2作品のキャラクターはただ思いのたけをがなりたてているわけではなく、全員言葉大好き韻踏みたがりクリエイター気質なのです(?)。

さらにどちらも、それだけでは無力な「言葉の力」を、『レヴュー』や『ヒプノシスマイク』という装置を介して物理世界に顕現させることに成功しています。これらの作品世界では言葉の価値が非常に重いのです。昔から言葉遊びが大好きだった僕は、こういう言葉が尊重されている世界が大好きです。

 

ちょっと余談ですが、これらのキャラクターたちはただの韻踏みオタクではなく、ちゃんと「パンチライン」を意識して言葉を紡いでいます。 よくTwitterで「○○と××で踏める」みたいなことを言ってる人を見かけますが、重要なのはそこではなく、その2語を文脈に乗せて踏めるかだと思うんです。いや、気恥ずかしいし面倒くせぇからしないのは分かるけれどもねぇ。ちゃんと流れの中で韻を踏め。ただ並べてるだけじゃしんどくね?

 

3.都合の力

『レヴュー』と『ヒプノシスマイク』に共通することは、ミュージカルやラップなどの表現が勝ち負けと直結しており、物語中頻繁に登場してしかるべきものとして受け入れられているということです。

世の中には、ご都合主義という言葉があります。人は突然歌って踊りながら剣を振り回したりしないし、喧嘩が発展しても突然韻を踏み始めたりしません。通常ご都合主義というのは批判されがちな要素ですが、レヴュスタやヒプマイでは、「ご都合」を積極的に発生させるシステムが用意されています。

 

レヴュスタでは何か夢をかなえる(「運命の舞台に立つ」)には『レヴュー』で歌って踊るしかありません。レヴューはキリンという超常的な存在によって高頻度で開催されており、当然全員が全力でレヴューをするほかないという世界観が作り上げられています。

ヒプマイの世界では武力が根絶されている(どんだけ雑な設定だよと思いますが)ので全ての争いごとに『ヒプノシスマイク』が登場します。当然ラップをするしかないのでコンテンツの大部分は必然的にラップになります。

僕は多少であればロジックを無視してでも作者の「これがやりたかった」を受け取りたい「ご都合主義否定派に否定的な立場」なので、ご都合そのものを真っ向から肯定するこの設定とはなかなか相性がいいと言えます。それは裏を返せば「見せ場に全力を尽くすぞ」という作り手側の方針であり、「見せ場をたくさん作るぞ」という意志でもあります。

 

謎解きとの共通点

ここまで3点述べてきましたが、これって謎解きにも当てはまることなんですよね。だから僕は謎解きが好きになったというか。

まず演者の力。「フェス」にも言えることですが、謎解きにおいてはやはり公演や周遊といったリアル系のイベントが人気の高い形式として楽しまれていると思います。パッケージ化されたコンテンツをなぞるだけではなく、生身の人間であるスタッフ(演者ともいえる)の熱量を直に感じることで、体験がより豊かなものになるというのはきっとみなさんも感じていることと思います。 

そして言葉の力。謎解きでは言葉を使ったひらめきと驚きが非常に多いと思います。制作者側は技巧を凝らして言葉を加工し、プレイヤー側はそれを紐解いて「スゴイ!楽しい!」という感情を得る。謎解きはある種、制作者とプレイヤーの言葉遊びコミュニケーションの媒体として機能しているのではないでしょうか。

最後に都合の力。謎解きはどんなストーリーであれ何をどうこねくり回してもすることは一つ、「謎を解くこと」です。ご都合の作り方はコンテンツによって様々ですが、ただ一つ言えるのは、「謎解きイベントに行ったら確実に謎が解ける」、ということです。

 

まとめ

ここまでの話で、僕が2つ(+謎解き)を同時に好きになったのは偶然でないことが分かってきました。みなさんの中には、「なんで男性向けと女性向けを同時に好きになるの」とか「結局はアニメなら何でもいいんでしょ」とか思っている方もいたかもしれません。しかしレヴュスタもヒプマイもそういうことじゃない何かで出来ている作品なので、(特に現在片方だけ好きという方は)食わず嫌いせずに両方チェックしてみることをおススメします。

そして、「何が好きか」という問いに対しての本質的な答えは媒体でもジャンルでもなくこういう所に潜んでいると思うので、そういう話をいろんな人と語りたいと思っています。「そうそう、そういう話をしたかったんだよね」って人がいましたら、僕といろいろ語り合いましょう。

 

 

これは記事なのか(展)

 

この記事は AnotherVision Countdown Calendar 12/20の記事です。


おはようございますこんにちはこんばんは。もりぺーです。
ではまず以下の【ルール説明】をお読みください。

 

 

【ルール説明】

この記事は選択肢を選んでいくことによって読み進めることができます。

各パラグラフでは選択肢が表示されます。

その中から1つを選びタップをすれば先のパラグラフへと進むことができます。

選択肢が1つしかない場合はそちらをタップしてください。

 

 

なお【チュートリアル】以降はドラッグして別のパラグラフに移動することを禁止します。パラグラフの間隔はかなり空けてあります。

各パラグラフには選択肢が必ずついています。選択肢のある行がそのパラグラフの最終行です。

中には長いパラグラフもございます。長いパラグラフは選択肢が出てくるまでドラッグしていただいて構いません。

 



また、「面倒だった」などを僕に伝えられても困りますw

最後までやったけど楽しくなかったなど言われても困りますw

もりぺーが好きで書いているだけなので、そのあたりはご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

チュートリアル

では早速チュートリアルを開始します。

当てはまるものをタップしてください。

 

【ルール説明】を読んでこの記事のルールは理解できましたか?

     理解できた 

     理解できなかった 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルールのご理解ありがとうございます。

次からもこのように選択肢を選んでいってください。

ちなみに、実はちょっと面倒だなと思ってるんじゃないですか?

 

     面倒だと思っている 

     面倒だとは思っていない



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご理解いただけていないんですね。でしたらルール説明をもう一度お読みください。

     ルール説明へ戻る



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面倒だと思っているのならば無理して記事を読む必要はありませんよ?

読むのやめときます?

     読むのをやめる

     面倒だが読む



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面倒だと思っていないならきっと読み進めていただけると思います。

では本編へと参りましょう。

     本編へと進む



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではここまでのようですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

END.1 チュートリアルやってみたらただのめんどいクソゲー

 

     記事の最初からやり直す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面倒だと思っても読み続けてくださるなんて優しいですね。

それでは本編へと参りましょう。

     本編へと進む




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてそれではまずは自己紹介させてもらおうかと思います。

 

え?この記事を書いているもりぺーについて既にご存知?

では自己紹介は省略しましょうか?

     自己紹介は省略してほしい

     自己紹介を読みたい



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと僕と仲の良い方なんですね。

 

でも、それなら僕にまつわるクイズ出してももちろんわかりますよね?

だって自己紹介を省略させるくらいですもんね?

じゃあクイズにいきますよ!

     クイズに進む



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題は全部で4問だけです。

 

まずは第1問。

 

もりぺーが所属している団体ハードナッツが謎制作で協力したなぞともCUBEは何とコラボしたもの?

     ゲーム『レイトンミステリージャーニー』

     アニメ『レイトンミステリー探偵社』

     コミック『レイトンミステリー探偵社』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解です!

 

それでは第2問

 

もりぺーがAnotherVisionにおいて”制作指揮&制作進行”をしたコンテンツはどれ?

     『善人開発計画』

     謎ファイルニケver.『大迷宮ロクブケーイからの脱出』

     謎ファイルデクver.『Being “OfA” Hero』

     『Puzzle Riddle Trial』




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解です!

 

それでは第3問

 

もりぺーが12/19に参戦した乃木坂46アンダーライブの会場は?

     日本武道館

     東京体育館

     武蔵野の森 総合スポーツプラザ




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい!

 

それでは最後の第4問。

 

もりぺーが最近ハマっている芸人はどれ?

     ジェラードン

     ネルソンズ

     ハナコ



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、不正解です。。。

自己紹介読まなかったからてっきりこれくらいご存知かと……。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

END.2 自業自得

 

     記事の最初からやり直す

     本編からやり直す




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では自己紹介をさせていただきます。

 

もりぺー

AnotherVision3期(気が付けばアナビ4年目の老害)

 

《アナビで何をやってるのか》

割といろんなことをやってます。ディレクターとして謎制作するときもあれば、パズル実装班に回ったり、運営に回ったりも。

アナビでは司会もよくやってます。また印刷にちょっと詳しいおじさんでもあります。アナビ講座フェスでは印刷講座を担当したりもしていました。

 

※アナビ講座フェス

主に新入生に向けて毎年様々な講座をやってます。謎制作からマネジメント・デザイン・司会などなど結構な数あったりします。




《アナビ外での活動》

AnotherVision以外に、京都を中心に活動している「ハードナッツ」という団体にも所属しています。色んな縁があり今年入ったばかりです。

現在全国のなぞともカフェで稼働中の、アニメ『レイトンミステリー探偵社』とコラボしたなぞときCUBEの制作、およびハードナッツの東京公演でスタッフ・司会をしてます。

 

またAnotherVision、ハードナッツ以外でも司会をやってます。あそびファクトリー、タンブルウィード、NAZO×NAZO劇団など。




 

《過去制作物》

「もりぺーさんって何を作ったんですか」ってたまに聞かれるので代表的なのだけご紹介。

 

『善人開発計画』 制作指揮(with どやととうつる)

謎ファイルニケver.『大迷宮ロクブケーイからの脱出』 制作指揮

謎ファイルデクver.『Being “OfA” Hero』 制作指揮(with shiryu)

個人制作持ち帰り謎『謎はごはん』

個人制作持ち帰り謎『KNIFE ~Key Number Is FivE~』

『Puzzle Riddle Trial』 制作指揮&制作進行

 

その他アナビのコンテンツでパズル実装などちょこちょこ。



 

謎解き関連はこんなもんですかね。

謎解き以外の趣味とかについての自己紹介は読みたいですか?

ご存知なんですかね?

     知ってるから別に読まなくていい

     他の自己紹介も読みたい




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど。もうご存知なんですね。

それならクイズを出してももちろん答えられますよね?

だってご存じなんですよね?

じゃあクイズに行きますよ!

     クイズに進む




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎解き以外の部分にも興味を持っていただけているんですね!

嬉しい限りです。

 

じゃあ好きな物とかハマっているものについて紹介しますね。

 

《お笑い》

めっちゃ好きなんです。好きな芸人教えてって言われたらほんとに誰を言うのかいつも迷う人です。

それでもやっぱり好きなのはラーメンズNON STYLEタイムマシーン3号ですね。

今はカジャラ#4が楽しみで仕方がないです。

その他で最近ハマっているのはジェラードンですね。コント「握手会」はマジで面白いので皆さん見てください。

YouTubeのリンクも貼っときます。

youtu.be

 

 

《音楽》

好きなジャンルが多くて困っています。

1番好きなのは数年前からMr.Childrenで変わらないんですが、最近聞いてるのはもっぱら岡崎体育、坂道、ヒプノシスマイクですね。もう訳が分からないですね。

 

ちなみに昨日は武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催された乃木坂46アンダーライブ行ってきました!叫びすぎて今日は喉が痛いです。

推しタオルは久保ちゃんのを買いました。

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《アニメ》

全然マニアックじゃない正統派のものばかりですが好きです。

今期はSAO・インデックス・ゾンビランドサガ・逆転裁判を追ってます。

ヒロアカの映画は3回見に行きました。梅雨ちゃんかわいい。



こんなもんですかね。長くなってしまいましたが、自己紹介最後まで見ていただきありがとうございました。

せっかく読んでくださったことだし、クイズ出してみてもいいですか?

きっとしっかりと読んでくれてると思うので!

じゃあクイズ行きますよ!

     クイズに進む



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題は全部で4問だけです。

 

まずは第1問。

 

もりぺーが所属している団体「ハードナッツ」が謎制作で協力したなぞともCUBEは何とコラボしたもの?

     ゲーム『レイトンミステリージャーニー』

     アニメ『レイトンミステリー探偵社』

     コミック『レイトンミステリー探偵社』



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解です!

 

それでは第2問

 

もりぺーがAnotherVisionにおいて”制作指揮&制作進行”をしたコンテンツはどれ?

     『善人開発計画』 

     謎ファイルニケver.『大迷宮ロクブケーイからの脱出』

     謎ファイルデクver.『Being “OfA” Hero』

     『Puzzle Riddle Trial』




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解です!

 

それでは第3問

 

もりぺーが12/19参戦した乃木坂46アンダーライブの会場は?

     日本武道館

     東京体育館

     武蔵野の森 総合スポーツプラザ




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい!

 

それでは最後の第4問。

 

もりぺーが最近ハマっている芸人はどれ?

     ジェラードン

     ネルソンズ

     ハナコ




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、不正解です。。。

てっきりこれくらいは読んでくださってるかと……

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

END.3 クイズの内容思ってたんと違う…

 

     記事の最初からやり直す。

     本編の最初からやり直す




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お見事4問正解!

じゃあ自己紹介もこれで終わろうかと思います。

 

さてさて、ちょっとくらい真面目に書こうかと思うんですが、「もう読まなくてもいいかな」ってなってません大丈夫です?

     もう読まなくていい

     続きを読みたい



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、そうですか。

ではここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

END.4  疲れた

 

     記事の最初からやり直す

     本編の最初からやり直す

     クイズ終了時からやり直す



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では真面目な話もちょっとばかりしましょうか。

 

もりぺーさん、毎年何か新しいことをやりたいなと思ってたりもするんです。

2018年は「パズル使ってなんか謎を作ろう!」でした。

 

もちろんパズルを使っためちゃんこ面白い謎解きはすでに世の中に存在します。

SCRAPのパズバコ(特に3)はマジで激ヤバだったし、ニチョ謎の「その世界はパズルで出来ていた」は凄すぎて「すごい」としか言えないようになったし。(他にもたくさんありますが、パズル謎解きで真っ先に思いついたものを上げました)

 

ただ別に否定するわけではないんですが、どちらもパズルの難易度がちょっと高めだなぁと思ったんですよね。それこそパズバコに関してはパズルが苦手な方なら最後まで解く前にあきらめて積み謎になってしまうのではないかなぁと思ったりも。

 

持ち帰り謎の積み謎って本当にもったいないと思うんですよ。途中で詰まってやる気をなくして一番面白い部分を体験できないの僕は嫌なんです。

 

だからパズルを軸にするけど難易度は抑えめ、かつ解けたときにすごい!楽しい!って思えるコンテンツを作ろうと思い立ったので持ち帰り謎を作りました。それが『KNIFE ~Key Number Is FivE~』というコンテンツでした。

 

ちなみに1つ聞いてみます。

この『KNIFE ~Key Number Is FivE~』は’おもち’ですか?

     おもちである

     おもちでない




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら『KNIFE』はおもち(食べ物)ではございません。

もちろん『謎はごはん』も食べ物じゃないですからね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

END5. まさかの急なひっかけクイズ。

     記事の最初からやり直す 

     本編の最初からやり直す

     クイズ終了時からやり直す




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうですよね!KNIFEはおもち(食べ物)ではありませんよね!

コンビニとかで「ポイントカードはおもちですか」とか言われますが、ポイントカードはプラスチックですって気持ちになりますよね。(元ネタが知りたい方はPotsunen『Spot』をご覧ください。)

youtu.be

 

何はともあれ、このKNIFEという持ち帰り謎をきっかけにパズルに興味を持ったっていう方が1人でも増えたらいいななんて思ってます。パズルの謎解き本当に面白いものがたくさんあるので。



ちょっと真面目な話になりましたが退屈しませんでした?

     退屈した

     退屈していない



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこはお世辞でも退屈してないって言ってほしかった…

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

END.6 思わず出た本音

 

     記事の最初からやり直す

     本編の最初からやり直す

     クイズ終了時からやり直す



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで来ても退屈しないなんて優しいですね。 

じゃあ真面目な話もここまでにしておいて、最後アナビフェスの話を少しだけ。

 

AnotherVision Festival、ついに明後日ですね。2日前なのにぶっちゃけ全然実感はわいていませんw

僕は今年でアナビ4年目ですが、まさかここまで大きな団体になるとは思っていませんでした。4月には6期が約100名入り、全体で約200人の団体に。そんなAnotherVisionだからこそ開催できる楽しいフェスにしたいなと思っています。



凄く個人的な話をするのであれば、新作3つ(パズルルル・トイパニ・会場限定周遊)のすべての制作に携わっています。3つすべてに関わっているのが実は僕だけなので今めちゃくちゃ忙しいのですが、たくさんの方に思いっきり楽しんでもらおうと頑張っております。

楽しみにしてお待ちください。



 

さて、それでは僕の記事(記事ではないかな?)はここまでとさせていただこうと思います。

AnotherVisionには個性的なメンバーがたくさんいるので普通の記事では面白くないなぁと思ってしまってこんな形式のものを書いてみました。

 

心理テストとかこういった感じの出され方をすると、意外と本心で答えるのが難しかったりしますよね。

 

ということで最後の質問です。

この記事は楽しかったですか?

     楽しかった

     楽しくなかった



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お世辞だとしてもそう言っていただけると書いた身としてはめちゃくちゃうれしいですw

今後はもっともっと楽しいと思ってもらえるコンテンツを作ることを目指していきます。

 

 

 

END 「楽しかった」という回答を選んだあなたの結末


以上でこの記事は終了です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

AnotherVision Countdown Calendarまだまだ続いていきます。

是非他のメンバーの記事も読んでみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しいわけではないのに最後まで読み進めていただきありがとうございました。

今後はこの文章を読んでいるあなたに「楽しかった」と思っていただけるようなコンテンツを作ることを目指していきます。

 

 

 

END  「楽しくなかった」という回答を選んだあなたの結末

 

以上でこの記事は終了です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

AnotherVision Countdown Calendarまだまだ続いていきます。

是非他のメンバーの記事も読んでみてくださいね。